
京都・京北産のこだわりのお味噌が旅館の朝のお味噌汁に
山国さきがけセンター × 綿善旅館
有限会社山国さきがけセンター
取締役
上西 浩二 様
なぜ宿泊施設に対して貴社商品を売り込みたいと思われたのでしょうか。
一番の理由は、京都のものを京都で食べていただきたいと思ったからです。 古来から京都は日本有数の消費地で、弊社のある京北地域は、食料の生産・供給地でした。しかし昨今、京都で作られた食材が京都の街で消費される機会が減ってきていると感じています。 京都にお住まいの方にはもちろんですが、観光客の皆さまにも、折角京都に来られたなら、ぜひ京都のものを食べていただきたい。そう思って宿泊施設との連携に挑戦しました。
京都に来られた方へアプローチできる点は、宿泊施設ならではですね。
はい、弊社の味噌は京都市の学校給食にも採用されていますが、旅館は修学旅行生も多く利用しますので、府外の子どもたちにも弊社の味噌を食べてもらう機会ができたことは、とても嬉しいです。
今回の取組を通して、どんなことを感じられましたか。
弊社のこれまでのお取引先は、卸会社だったので、納品後にどこで販売されているのか、お客様がどんな感想をお持ちなのかまで知ることができませんでした。 しかし、綿善旅館さんとは、小野さんと密にコミュニケーションを取ることができ、お味噌汁を召し上がられたお客様の感想も教えてくださるので、弊社のモチベーションアップにも繋がっています。 綿善旅館さんは料理がおいしいと評判の旅館なので、そんな旅館でお客様から良い感想をいただけるということは、私にとって自慢です。 これからも綿善旅館さんと意見交換を行いながら、より良い商品、サービスを目指していきたいと思います。
綿善旅館
おかみ
小野 雅世 様
まごころみそのどのような点に魅力を感じ、採用を決められたのでしょうか。
商談会で初めてお会いした際の上西さんの熱意ある商品説明と、試食させていただいた際の純粋なおいしさに惹かれました。 お試しでいただいたお味噌について、料理長が「手作りの味がした。おいしい。」とはっきり言ったことが採用の決め手となりました。
実際に採用されるまでの間に苦労されたことやこだわったポイントは何ですか。
長くお付き合いをさせていただくために、双方に無理のないお付き合いをしたいという点にはこだわりました。 山国さきがけセンターさんには予算面でご配慮をいただくと同時に、配達日は弊館の近くに来られる際にお立ち寄りいただくというスタイルでお付き合いが始まりました。
まごころみそを採用されて、お客様の反応はいかがでしょうか。
お味噌汁がおいしいというお声をいただくのはもちろんのこと、京都の「地」の食材が使用されていることでも良いご感想を多くいただきます。
地元産品の活用について、貴館の今後の展望をお聞かせください。
京都の生活に近い「ほんもの」を、自然とお客様にご提供していきたいと思っており、1つずつにはなりますが、どこを触っても、「京都」の物語が当たり前にある旅館を目指しております。 ただ、それが「どや!これが京都や!」という押し付けにならないように、あくまでも自然に、旅館という文化的な宿泊施設をお客様にお届けできればと思っております。 また、それによって、京都の産業、京都の味や文化が当たり前に引き継がれていくような環境を、微力ではありますが、私たちは作り続けていきたいという想いを持っております。