ホテル自慢のウェルカムサービスで京都を感じられる京菓子を提供
京菓子司 金谷正廣 × ホテルリングス京都
株式会社金谷正廣
代表取締役
金谷 亘 様
なぜ宿泊施設に対して貴社商品を提案したいと思われたのでしょうか。
宿泊施設のウェルカムスイーツは、観光で来られた方にとって、京都で最初に口にされるお菓子となることもあり、「京都のお菓子の第一印象」という重要な役割を持っていると思います。 京都の和菓子屋として、このウェルカムスイーツでは、お客様に京都の伝統的なものを味わっていただき、和菓子を食べるという切り口から京都を体験して欲しい、という想いがありました。
そのウェルカムスイーツとして「真盛豆」が採用されましたね。
歴史ある和菓子を地産の抹茶とともに味わっていただく、より京都が感じられる体験になっていると思います。 お客様の中には、もしかしたら真盛豆が苦手に感じられる方もいるかもしれません。しかし、それも含めて伝統をリアルに体験してもらうことに意味があると考えています。
金谷正廣さんの今後の取り組みや展望についてお聞かせください。
私自身、ホテルの持つ非日常の空気感が好きなこともあり、引き続き宿泊施設と一緒に新しい取組をしていきたいです。 その中で、お客様には「京都を楽しんでもらう」から一歩先に進んで「京都を愛してもらう」という段階に進んでいただきたいと考えています。 弊社は京菓子の製造販売に加え、近年ではお菓子を美しく魅せ、おいしく食べることを追求した清水焼のお皿や菓子楊枝をプロデュースしたり、和菓子に合うドリップバッグのコーヒーも展開したり、京菓子に留まらない様々な展開をしています。 京都で和菓子を食べるところから、さらにその周りにある歴史や文化にも興味を持っていただけたら嬉しいです。

ホテルリングス京都
総支配人
山下 博史 様
地元産品の活用に取り組まれている背景を教えてください。
当館には国内外問わず、世界中からお客様がお越しになります。中でも「京都を感じたい」という方が非常に多く、その想いにお応えするため、積極的に京都の伝統的・文化的なものを取り入れるようにしています。 また、このような取組には、日頃から京都の事業者との繋がりが重要なため、情報収集にも力を入れています。
今回真盛豆を採用された背景をお聞かせください。
当館では、開業当初からウェルカムサービスにこだわってきました。 一般的にチェックインの時間は数分程度と短い中、私たちはこの時間が最もお客様とコミュニケーションを図れる機会と考え、一人一人のお客様にしっかり時間をかけてウェルカムサービスを提供し、スタッフが心を込めて点てた京都の抹茶とお茶菓子で、お客様に京都を感じていただいております。 もともと年間を通じてお出しできる京都らしいお菓子を探していたところ、金谷さんから真盛豆を提案いただき、抹茶との相性や、商品の特別感、長い歴史などの語れるストーリーに魅力を感じ、採用させていただきました。
真盛豆の提供開始後、お客様やホテルスタッフの反応はいかがでしょうか。
お客様・スタッフともに美味しいと好評で、お客様からはどこで売っているのか質問を受けることもあります。 SNS等でも真盛豆の紹介をしているので、そこからまた新たなお客様に繋がったり、金谷正廣さんへの送客にも貢献できることを期待しています。
地元産品の活用や京都に根付いた取組などについて、貴館の今後の展望をお聞かせください。
京都市内のホテルの中で差別化を図っていくため、立地や価格だけでなく、サービス一つ一つに意味を持たせ、引き続き京都らしい商品・サービスを活用しながら、京都、そしてホテルリングス京都としてのブランディングを行い、サービスの価値とお客様の満足度を高めていきたいと考えています。 例えば、金谷正廣さんと当館のカフェで提供するオリジナルスイーツをコラボしたり、客室用のお菓子も検討したいと考えています。 また、観光地の混雑を避けるため、観光名所ではなく穴場スポットの紹介や、郊外での特別な体験を案内するなど、旅行客に様々な京都の魅力を伝えることにも取り組みたいと考えています。