京都ならではの湯葉で特別な食体験を提供
三田久 × クロスホテル京都
三田久
専務取締役
三田 竜太 様
なぜ宿泊施設にアプローチしたいと思ったのでしょうか。
これまで百貨店や飲食店との取組を通じて京湯葉の新たな可能性を広げてきましたが、宿泊施設との直接的な接点はまだ限られていました。 宿泊施設は、旅行者が京都の文化や食に初めて触れる場でもあり、大きな可能性を感じながらも、十分にアプローチできていないことが課題だったため、宿泊施設と連携したいと思いました。
湯葉は、宿泊施設にどのような価値を提供できると考えましたか。
当社の湯葉は、京都の澄んだ地下水と国産大豆のみを使用し、熟練の職人が一枚一枚手作業で仕上げています。その繊細で上品な味わいは、単なる食事にとどまらず、宿泊客の記憶に残る「京都ならでは」の特別な体験を提供し、宿泊全体の満足度向上に貢献できると考えました。
どのようなポイントが、今回の採用につながったと思いますか。
商談会が行政主催で信頼性の担保につながったことに加え、当社の品質や実績、安定供給の面で安心感を持っていただけたことが大きかったと考えています。 多くの旅行客が利用する京都駅周辺での三田久の高い認知度や、当社も飲食店運営をしており、料飲に対して理解があることも評価いただきました。
今後の展望について教えてください。
宿泊施設との直接的な連携をさらに強化し、和食にとどまらず、洋食やバー、お部屋での提供など、さまざまなシーンで湯葉を活用いただくことで、より多くの方に湯葉の魅力を伝え、旅の付加価値向上につなげていけたら嬉しいです。

クロスホテル京都
料理長
菅原 栄崇 様
地場産業との連携に取り組む背景について教えてください。
私達は「NEWDISCOVERIES,NEWCONNECTIONS」をブランドコンセプトに、拠点型ホテルとして、観光スポットや京都の文化・歴史、自然など、宿泊客の体験価値につながる様々なイベントや企画を提案し、地域の魅力を発信しています。 2021年からは「地域共創プロジェクト」を開始し、地域の方々とともに、新たな魅力を発掘・創出し、その地域ならではの「体験」を積極的に提供しており、朝食のビュッフェでも京都らしさを感じる食材をできる限り使用し、地域の食文化をお伝えしています。
京都の食材を提供する上で、どのような点を大事にされていますか。
京都のものとしてしっかりストーリーがあり、信頼のおけるものにこだわっています。当館は宿泊客の8~9割をインバウンドが占めるため、複雑な内容・提供方法ではなく、「分かりやすさ」も大事にしています。 また、当館は約300室を有し、朝食の利用者が400名近くにのぼる日もあるため、安定した供給量と継続性は不可欠で、コストとのバランスも重要な要素です。
三田久さんの湯葉はどのような経緯で採用されましたか。
京都らしい新たな朝食メニューとして、ちょうど「湯葉入りのすき焼き」を検討しており、ただどのように湯葉の仕入れ先にアプローチすればよいか悩んでいたところ、商談会を通じて三田久さんに出会いました。地域の様々な事業者と一度に出会える商談会は、非常にありがたく、助かりました。 その後、三田久さんの湯葉の品質や供給体制、信頼性の面で条件が合致し、採用に至りました。
これからどのような展開を考えていますか。
湯葉入りすき焼きのPOPには三田久さんのロゴを入れる予定で、湯葉を気に入ったお客様が実店舗へ買い物に行くなど、人と地域がつながり、新たな体験が生まれたら嬉しいです。 また朝食に加え、2026年夏開始予定のプライベートラウンジでも湯葉の提供を検討しており、京都ならではの食材で、ホテルでの滞在がより豊かになる体験をお届けできたらと考えています。 京都にしっかりと根差して、地域からも、お客様からも喜ばれる関係性をつくり、地域の活性化につなげることで、好循環を生み出していきたいです。