嵯峨嵐山の自然を生かしたサステナブルな農業体験プランを造成
アドプランツコーポレーション× サンメンバーズ京都嵯峨
株式会社アドプランツコーポレーション
代表取締役
増永 滋生 様
今回の取組を通して、どんなことを感じられましたか。
弊社の体験プランが会員制の宿泊施設と相性が良いということは新たな発見でした。何度も京都を訪れているお客様は今までにない体験をしたいと感じる方が多く、農業体験が上手くはまったのだと思います。 リピーターのお客様は京都が好きで大切に思う気持ちが強いですから、竹林整備や田植え体験を通して、観光しながら京都の環境を良くすることもできるのだとアピールしていきたいです。
実際に採用されるまでの間に苦労されたことはありますか。
竹林や田植えなど提案できる要素はたくさん持っていますが、宿泊施設ごとにカラーがあるので、どのような組み合わせがサンメンバーズ京都嵯峨さんのお客様に響くのか、その中でどのように環境再生の意義を伝えるのかを考えるのに苦労しました。
宿泊施設を対象とした販路開拓について、アドプランツコーポレーションさんの今後の展望をお聞かせください。
弊社の最終目標は京都の環境再生に携わる人口を増やすことですが、それを達成するためには他業種との協力が必須です。今回のサンメンバーズ京都嵯峨さんとの取組のように、観光を入り口にして環境のことを知ってもらうきっかけを作れたことはとても良い例だと思います。 取組の認知を広げることで将来の人材育成や就農促進にも繋がりますし、このように宿泊施設が発信してくださることはとてもありがたいです。 今後も積極的に宿泊施設との連携を広げていきたいと思っています。

サンメンバーズ京都嵯峨
宿泊部門アシスタントマネージャー
小林 泰彦 様
この体験プランのどのような点に魅力を感じ、採用を決められたのでしょうか。
弊館を運営するリゾートトラストグループが今年50周年を迎えるにあたり、地元の方とコラボレーションしたサステナブルな体験プランの造成に力を入れていた折、商談会でアドプランツコーポレーションの増永さんと出会いました。 特に弊グループの会員様は京都にリピートでいらっしゃることが多いのですが、観光先は毎回同じ場所になりがちです。そんな中、環境再生を通じて季節ごとに違う体験がご提案できるという点は、非常に相性が良いと感じました。 また、今年体験に参加されたお客様に次の年もリピートいただくことで竹林がきれいに整備されていく様を体感できるなど、長期的にもお楽しみいただける点はとても魅力的でした。
プランはどのように造成されたのでしょうか。
まずは基本となる半日の体験プランを作りました。それから、もっと気軽にご参加いただけるプランも作れないかと増永さんにご相談し、当日参加も可能な所要時間の短いバージョンも作るなど、アレンジを加えていきました。
ご自身でも体験プランにご参加されたと伺いましたが、いかがでしたか。
増永さんの知識が豊富でお話しもお上手なので、常に楽しくワクワクできる内容でした。体験に参加しながらも「次はこんなことができるんじゃないか」と新しいアイデアが浮かび、それを気軽に相談できる関係性を増永さんと築けたことが、とても嬉しいです。
地元産品の活用について、サンメンバーズ京都嵯峨さんの今後の展望をお聞かせください。
弊館は会員様だけでなく一般のお客様もご利用いただけますので、幅広いお客様に対して発信できることが強みだと思います。嵐山は海外のお客様も多いですから、今後も多くのお客様に対して京都の奥深い魅力を発信する一助となれれば嬉しいです。 また、今回のプランのように、地元の方と協力して何かを作り上げ、地域の方からもご支持いただけるホテルでありたいと思っています。体験プランだけでなく、地元の食材を活用した料理を提供したり、館内の売店で販売するなど、今後も積極的に地元産品を活用していきたいです。